ー第2章ー

落とし穴。それは、「ヨガとはこういうもの」という先入観や、
「ヨガとはこうあるべき」という概念に縛られ、
その型に当てはめて自分や人や物事をジャッジし、
ニュートラルでいられなくなることを指します。

この落とし穴に一度はまると、理想と現状のギャップに苦しみ、
否定するばかりになり、ヨガをしているはずなのに
愛から遠ざかっていくという、本末転倒なことが起こります。

ヨガについて書かれている最古の経典、ヨーガスートラの冒頭一節には、
「ヨガとは、心の働きを止滅させることである」 と、書かれています。

真理というものはシンプルであると同時に、計り知れないほど奥深くもあり、
私たちの、これまでのような意識で捉えるには限界があります。

「心の働きを止滅させる」ーーこの言葉を表面的に捉えることによって、
「感情的であるのはいけないこと」「何があっても動じないこと」
「悪いことを考えたり言ったりしてはいけないこと」などと、
ただただ禁止事項を増やしていくだけになり、
それが不自由さや苦しみを生む原因になっていくのではないでしょうか。

第3章へ続く>>